シマにゃんの物語

シマにゃんの物語。
(拙文の上に、記録の意味もありますので、意味も無く長い文章になっています。)
(また,少々つらい写真もあえて載せています。ご了承ください。)

私たち夫婦が住んでいる自宅アパートの敷地内には、ネコがいつも何匹か居ます。

その中に、シマ模様が印象的な、シマにゃんがいました。
シマにゃんは、7年ほど前に、このアパートの「ネコおばさん」のガレージで生まれて、基本的には野良なのですが、毎日、ネコおばさんが餌と水をガレージであげていました。

とてもかわいくて人懐っこくて、駐車場を歩いていると近寄ってきて、スリスリ、、スリスリ、、すりすり。
得意技は、スリスリしながらその場で風車のように回転を始める「クルクル」と、突然横に倒れて、お腹を撫でて!の要求をする、「ゴロン」です。

7年前というと、私がクレモナのバイオリン製作学校を卒業する直前の頃で、いろいろなストレスが溜まっていたころですが、この、シマにゃんをはじめとして、アパートに住んでいるネコちゃんたちには、いつも癒されていました。

ところが、しばらく前から、シマにゃんの耳の中が黒く変色してきたことに、我が家のネコおばさん(失礼)が気づきました。
そして、少し異臭も。
耳ダニかな?と思いつつ、でも、本家のネコおばさんが面倒を見ている手前、勝手に獣医さんに連れていくわけにもいかず、しばらく様子を見ていました。

そうこうするうちに冬になりました。

我が家のガレージには段ボールで作ったネコハウスがあるのですが、シマにゃんが一日中そこで寝ていることに気がつきました。
最初は、ネコハウスを気に入ってくれたのだと思ったのですが、2日目になっても、餌を食べに出た形跡もなく、近寄っても出てこないし、異臭もひどくなってきました。
3日目に、さすがにこれはおかしいということで、ネコハウスごと明るい場所に出してみたら、右の耳が完全に黒く塞がっていて、顔が腫れて変形して、ひどい脱水症状の状態で、倒れていました。

そして、すごい腐敗臭、、、まるで、生きたまま朽ち果てていく途中のような、ひどい状態でした。
そのまま車に乗せて獣医さんに直行しました。

獣医さんは、シマにゃんのあまりのひどい様子に、ビックリしながらも診察してくれました。
そして、耳の中のものは腫瘍で、喉にも転移して大きく腫れているので、ものを食べられないこと、つまり、手遅れの状態であるとの説明でした。
ただ、万が一、抗生物質の投与で、腫瘍が小さくなったら、手術で切除できるかもしれないとのことでした。

いずれにしても、ネコおばさんには無断で連れてきてしまいましたが、こうなったら我が家で看病するしかありませんので、その日は、皮下点滴で水分を補給して、強力な抗生物質を注射してもらって、帰宅しました。
(最初の状態は、あまりのことに写真を撮る気になれず、、映像は残っていませんです。)

その日は、自宅で、ネコハウスに入れて様子を見ましたが、餌は少しだけ食べたけれど、喉を通らないので苦しそうで、水はまったく飲まず、グッタリとしていました。

最初は、耳の中が真っ黒で何も見えませんでしたが、掃除をしたら、患部が見えるようになりました。
完全に塞がってしまっています。
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2日目は、やはりほとんど動かずでしたが、驚いたことに、トイレの時だけは立ち上がって、砂箱にきちんと済ませました。
なんと良い子。。。
でも、顔がはれて、苦しそうです。
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3日目の朝、息が苦しそうになって、咳もし始めました。
喉にできた腫瘍のせいで、呼吸が困難のようです。
再び脱水症状になってきたこともあり、獣医さんへ。
皮下点滴と抗生物質注射。
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獣医さんによると、このまま腫瘍が大きくなったら、いつかは呼吸困難で苦しみ始めるので、その場合は、安楽死も考える必要があると言われました。
安楽死は避けたいと思いましたが、目の前で窒息して苦しんでいるのを見て、そのままでいられるかどうか自信はなく、、覚悟も必要かと思いました。

この日から、強力な抗生物質の副作用なのか、よく分かりませんが、意識がほとんど無くなり、夢遊病のようにフラフラと歩き回るようになりました。
周りの動くものにまったく反応しなくなり、表情も無く、でも、いろいろな場所に行っては暗がりに隠れたり、ネコの本能のままに歩き回っているような感じでした。
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また、眠り方も、ネコらしさが消えて、うずくまるような感じになってきました。
いわゆる、ネコがよくやる、箱座りとはちょっと違っていて、苦しそうな感じです。
獣医さんによると、ネコはこういう眠り方になると、かなり体調が悪いそうです。
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眠るときも目が閉じなくなり、瞬膜?が出たままになって、なんとも怖い顔になってしまい、かつての、美人ネコの面影がどこかに行ってしまったのは悲しかったですが、それよりも、餌も水もまったく取らないし、呼吸もだんだん苦しくなってきて、ほんとうに、この数日で命が危ないのではないかと思いました。
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とりあえず、注射器で、水と、ネコミルクを口から与えてみたら、抵抗しながらも飲んだので、抗生物質の錠剤も水に溶かして投与することにしました。

そのまま、数日間はこうして毎日数回、注射器で水分とミルク、抗生物質を投与する日が続きましたが、これだけで栄養が足りるわけもなく、徐々に痩せていくのが目に見えましたが、でも、ひたすら歩き回るのはやめようとせず、その足取りもフラツキ始めて倒れることが多くなり、これはいよいよ危ないかと感じ始めました。

でも、耳の中を良く観察してみると、最初に比べると、少し腫瘍が小さくなっているような気がしました。
のどの腫れも少し引いてきて、呼吸もあまり苦しそうではなくなりました。
これは、もしかすると?と希望の火も見えた気もしましたが、目の前のシマにゃんの状態を見ると、回復に向かうとはとても思えない状態でした。
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拾って10日ほど過ぎた頃、耳から大量に膿みが出てくるようになって、(抗生物質が効いているのだと思います)また、頭の上のコブのような物が大きくなってきている事に気がついて、触ってみると、なんだかブヨブヨしているので、もしかしたら膿みかもしれないと、獣医さんに連れていくと、太い注射器で頭から直接吸い出されました。
でも、完全には取りきれないようで、まだコブは残っていました。

でも、膿みが減ったことで、脳の圧迫が減ったのか、、少し様子が違ってきました。
少しだけ、動くものに反応するようになったのと、瞬膜が小さくなってきました。

2、3日、小康状態が続きましたが、ある時、獣医さんが頭に注射器を差した穴から、膿みが出ているのを発見。
少し押してみたら、大量の膿みが出るわ出るわで、、頭にどれだけ膿みが溜まっていたのか、、、
とりあえず、出せる膿みは全部絞り出したのですが、それからしばらくして、大きな変化が、、。

突然、目覚めたのです、、シマにゃん。

「ここはどこ?私はだれ?」状態です。
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急にキョロキョロ、周りが気になりだしたようです。
でも、まだ半分夢の中のようで、すぐに夢遊病状態にもどったり、突然我に帰ったり、、。
試しに餌をあげてみたら、匂いをかいで、食べ始めました。
これは、感動しました。
まさか、ふたたび自分で餌を食べることができるようになるとは、以前の様子からは、想像もできませんでしたので。。
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こうなると、とうぜん、元通りに元気になるのでは?という期待が生まれますが、、、
シマにゃんの試練の日々は、実はここから始まるのでした。

目が覚めた翌日、獣医さんに連れて行くと、その回復の様子に、驚かれたようです。
腫瘍は悪性ではなくて、ポリープかもしれない、ということになり、内視鏡で見てみると、耳の奥の方に、たくさん、キノコみたいにポリープが生えているそうです。
早速、切除開始です。。

でも、このくらいのオペでは、麻酔は使わないようで、、、。

小さいポリープを、ブチッと切り取るたびに、、「ウギャー!」という、化けネコのような叫び声が響いて、、、
そりゃ、痛いですよね、、。
シマにゃんを押さえつけている、私の方が大汗で、、見てられませんでした。
でも、シマにゃんの偉いところは、どれだけ痛い思いをしても、逃げようとはしますが、爪でひっかいたり、噛み付いたりしないことでした。
これには、私、惚れました。

3~4個のポリープを取ったところで、今日はこれまでで、次はまた次回、、、
結局、反対側の耳にもポリープがある事が分かり、計4回、獣医さんに通って、痛い思いをしました。
一応、目立つポリープは取ったので、しばらくは、様子を見ようということになり、とりあえず、病院通いは終了しました。(良かった、、)

まだまだ完全には治っていないとは思いますが、でも、最初に拾った時の状態から見れば、信じられないくらいに回復したと思います。
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ただ、シマにゃん、、夢遊病状態で生死の境をさまよっていた時のことは、まったく覚えていないようです。(当然ですが)
そのころは、抱っこしても平気でしたし、膝の上でも眠っていましたが、覚醒したとたん、私たちの顔を見ると、逃げてしまうようにもなりました。(ある程度は予想はしていましたが、これは悲しいですよね~)
でも、気が付いたらまったく知らない場所で、知らない人に取り囲まれて、しかも、4回も痛い思いをさせられてですから、、、仕方がないですよね。
でも、記憶のスイッチは、入ったり切れたりするようで、、、リラックスして落ち着いているかと思えば、急にビックリして逃げ出したり、変化を繰り返すようにもなりましたが、その感覚が、序所に長くなり、リラックスモードの方が多くなってきました。
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リラックスしている時は、得意技の、スリスリ、クルクル、ゴロン、もするようになってきて、少しずつ、新居にも慣れてきているのかもしれません。
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シマにゃんはヒモが好きで、ヒモでジャラしてあげると、ものすごいスピードで完璧なフットワークで追いかけることができるようにもなりました。
少しの段差につまづいて、よろけて倒れていた頃から思うと、その回復力はさすがだと感じます。
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覚醒したころ、ネコおばさんの部屋にシマにゃんを連れていったら、涙を見せて喜んでくれました。
餌を食べに来なくなってしばらく経つので、もうどこかで死んでいると思っていたそうです。
ネコおばさんは、これから家族の看病で忙しくなるので、ガレージネコの面倒は見られないとのことで、私たちによろしくと言っていました。
シマにゃんが、名実共に、私たちの家族になった瞬間でした。
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今は、シマにゃん、耳の中にできたカサブタが痒そうですが、それ以外は、普通に生活しています。
このまま、ポリープが完全に無くなってくれるのか、、それはまだ分かりませんが、とりあえずは健康な状態に戻ったので、しばらくは様子を見ていこうと思っています。
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シマにゃんが、以前暮らしていた駐車場のことを覚えているのかどうか、分かりませんし、今の暮らしを喜んでいるのかも、その表情からはよく分かりません。
まだまだ、時々、警戒モードになってしまいますし、心の底からリラックスしてくれるまでには時間もかかると思いますが、でも、あの日、助けていなければ、おそらくもうこの世にはいなかったと思いますので、シマにゃんが、ご飯をたくさん食べて、安心して丸くなって眠ってくれれば、やはり、これで良かったのだと思います。
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私が、製作家になれるかどうか不安で、苦しんでいたころ、駐車場で気持ちを癒してくれたことには本当に感謝していますので、これで、少しだけ恩返しができた気がしています。

前回の記事で紹介したシマにゃんの写真の、少し複雑な表情の理由が、これでお分かりいただけたかと思います。
足の先の、茶色く染みのようになっているのは、血や膿みがこびりついて取れなくなっているのでした。。
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最近は、呼んだら小走りで近づいてくるようにもなりました。
本当に心を許せる家族になってくれるのも、そう遠い日ではないかもしれません。
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また、シマにゃんに変化があったら、ご紹介しますね。。

長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
by violino45 | 2011-04-20 06:18 | 猫ネタ | Comments(30)
Commented at 2011-04-20 08:16 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by TAKO at 2011-04-20 09:21 x
しまにゃん本当に本当に良かったですね。
写真からも生気を取り戻していく様子がはっきり伺えます。
読んでいたら学生時代に実家で飼っていた犬のことを思い出してしまいました。
父が勤めていた学校に迷い込んできた犬で、我が家にはちょうど10年くらい住んでましたが、病気でお腹に水が溜まってしまい、心臓を圧迫するようになり、毎日動物病院に通い、腹水を抜いて、栄養点滴をしてもらうことに。
毎日、私が送り迎えしていたのですが、5日目くらいに、犬もつらそうだったし、私もちょっと疲れ気味で帰りの車中「疲れたでしょ」って話しかけたら「フー」ってため息ついてうずくまってしまいました。
その日の夜にはお水も飲めなくなってしまい、翌日朝方息を引き取りました。
私が疲れたのを知って負担かけないようにしてくれたのかなって今でも時々考えてしまいます。


これからもしまにゃんが元気で暮らしていけるように願っています。
Commented by はた at 2011-04-20 09:31 x
しまにゃん、回復してよかったですね。

お話を読んでいて菊田さんご夫婦の愛情豊かな様子がとても感じられたし、小さな事柄にも感謝の思いを持てる人なんだなあと改めて感じ入りました。
一事が万事、こういうことのできる人が波動のいいステキなバイオリンを作ることができるし、またいい人のつながりを持て幸せの輪が広がってゆくのだろうと思います。
単に技術的な側面や個人の解釈から「一体菊田さんは何を作ろうとしているのだろう?」と疑問に感じることもありましたが、もしかすると、菊田さんはバイオリンだけでなく、それを通して、僕には見えないもっと大きなものを作ろうとしているのかもしれませんね。
本当に大切な物は目には見えませんから。。

いずれにしろ、わが身に振り返って大変勉強になりました。ありがとうございました。

なんだか、いつも勉強させられてますね。。。。
Commented by 葉月 at 2011-04-20 16:14 x
シマにゃんのつらい経験と元気になって行く様子がつぶさに書かれていて、はらはらしつつもぐっと心がはいりこんでしまいました。心を砕く菊田さんご夫妻の姿も思い浮かべました。
そういえば、、、娘が高校生の時ですが、偶然マンションの隣にある犬小屋の前で倒れている息絶え絶えの、とても小さな子猫を発見し、二人で獣医さん連れて行ったことを思い出しました。残念ながら、もう手のほどこしようのない状態とわかり、獣医さんも涙ぐんでいました。母娘は、だだ抱いてあげるしかなすすべなく、、、娘の号泣。、、、見送りました。少しでも治療の望みがあったなら、シマにゃんのように、回復を喜んであげたかったです。
シマにゃんの元気な姿が嬉しいです。
菊田さんのお心が伝わってきました。
書いてくださり、嬉しいです、ありがとうございました。



Commented by at 2011-04-20 17:10 x
シマにゃん元気になって良かったです。
動物の回復力は驚異的です!
もうダメかも、とか人間のように考えない分強いのでしょうね。
Commented by 菊田 at 2011-04-21 05:56 x
非公開コメントさん、こんにちは。
いつもありがとうございます。

そうですね、人と人との出会いと同じように、動物や植物との出会いもすごく大切だと私も思っています。
それこそ、人生を変えてしまうくらいに。。

シマにゃんを保護したのは、ちょうど震災の少し前だったのですが、シマにゃんの看病に集中したことで、震災で塞ぎがちだった気持ちを助けてもらった気がします。
そう言う意味でも、感謝、ですね。


Commented by 菊田 at 2011-04-21 06:10 x
TAKOさん、こんにちは。
セツナイ思い出を書いていただき、ありがとうございました。
10年も一緒に暮らしていると、ほんとうに、お互いの気持ちも分かる家族ですよね。
きっと、TAKOさんとご家族に感謝しながら、幸せな気持ちで旅立っていったのだと思います。

そのワンチャン、もしかして、私がお邪魔した時に迎えてくれた、白と黒がはっきり分かれた、パンダみたいな模様の子でしたでしょうか?

別のワンちゃんと、ネコちゃんも居ましたよね。
元気でしょうか?
Commented by 菊田 at 2011-04-21 07:09 x
はたさん、こんにちは。
温かいお言葉をありがとうございます。
私自身、何を作ろうとしているのか、何のためにバイオリンを作っているのか、いつも自問自答の毎日なのですが、答えは、私にもまだ明確には見えていない気がしています。

でも、はたさんが書いていただいたコメントを読んで、少しだけ、そのヒントが見えてきたような気もします。
それが、大きなものなのか、小さなものなのか、、まだまだそれを探す道は通そうですが、きっと、はたさんが目指しているものと同じところにあるような気がしています。

こちらこそ、いつも勉強させていただいてます。
こんど、はるにゃんに会わせてくださいね。。
Commented by 菊田 at 2011-04-21 07:23 x
葉月さん、こんにちは。

そうですか、、、残念でしたね、、、子猫ちゃん。
でも、最後に旅立つ時に、葉月さんとお嬢さんに見守られて、きっと、寂しくはなかったと思います。

シマにゃんも、保護した時は、まさか回復するとは思っていませんでしたので、刻々と近づく最後の時まで、せめて、寂しい思いをしなくて済むように、いつも一緒に居るようにしていました。

でも、気が付くと、ソファの後ろとか、ベッドの下にもぐり込んで出てこなくなってしまうので、行方不明になったシマにゃんを探して回る日々でした。

保護した日は、我が家のネコおばさん(失礼)も、発見するのが遅すぎたと号泣していましたので、こうして、元気に走り回れる日が来て、本当に良かったと思っています。



Commented by 菊田 at 2011-04-21 07:41 x
杏さん、こんにちは。
そうですね、私たちも、シマにゃんの生命力の強さには驚かされました。

あんなに、膿みが頭の中に溜まってしまったら、私だったら、それだけで再起不能になりそうですが、シマにゃんは、意識がもうろうとする中、ひたすら歩き続けていました。

獣医さんに行くたびに、安楽死のことを言われるのですが、、こうしてひたすらあきらめずに生きようとしているシマにゃんを見ていると、とてもそんな気にはなれませんでした。

シマにゃんは、逆に、つい気弱になりがちな私を勇気づけてくれているような気もしています。
Commented by りんめいママ at 2011-04-21 19:36 x
恭賀條紋猫恢復!よかったです、本当に。シマにゃん、どことなく気品がありますね。きっと、菊田さんの、ご自慢のお嬢さまでしょう。
Commented by TAKO at 2011-04-21 21:01 x
ここに登場する犬はパンダ犬の前に飼っていたワンコです
思春期や青春時代真っ只中の私の悩みや苦しみを色々と聞いてくれ、助けてくれたヤツでした。
あのパンダちゃん(ルーシー)も今ではお星様になって空から私達を見守ってくれています(娘はいつもいちばん星のことをルーシーちゃんと呼んでいます)
あとのブチ犬と猫はまだまだ実家で元気に暮らしていますよ。
Commented by shige at 2011-04-21 22:05 x
菊田さん、こんにちは。
シマにゃん元気になって良かったね~!これからは菊田さんの楽器にも何か変化?がおきてくるかもしれませんね(笑)

シマにゃんに伝言お願いします。
にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ~~(長生きしろよ~)

では、また(笑)
Commented by 菊田 at 2011-04-22 06:41 x
りんめいママさん、こんにちは。
ありがとうございます。
この数日、帰宅すると、ドアの所まで迎えにきてくれるようになりました。
そっけないフリをして、意外と寂しがりやかも、、、。
Commented by 菊田 at 2011-04-22 06:52 x
TAKOさん、こんにちは。
なるほど、ルーシーちゃんの前のワンチャンだったのですね。
そのルーシーちゃんも、すでに天に召されて、一番星になって輝いているのですね。

あのニャンコは、なかなか警戒して階段から降りてきてくれませんでしたが、賢そうな瞳を今でもよく覚えていますよ。
甘えん坊だったワンコも、元気でしたらなによりです。
Commented by 菊田 at 2011-04-22 06:56 x
shigeさん、こんにちは。
そうですね〜、、シマにゃんの得意技の、クルクルを取り入れたバイオリンが生まれるかもしれませんね。
もともと、私のバイオリンは、ネコキックが得意技だったのですが、、、。

伝言をありがとうございました。
シマにゃん、とてもよろこんでおります。
返事があるそうです。
うにゃにゃん、にゃん、ごろにゃーご。(ありがとにゃ、shigeさんちのニャンコにもよろしくニャン)
だそうです。
Commented by スーサン at 2011-04-22 10:12 x
何時も此処に来て読んでいます。素晴らしい話で感激しました!キャットイアーは人間の5-6倍の速さ。辛難歓苦喜怒哀楽、何処か人が辿る生き様を投影して猫が自分自身に見える時がありますね。
Commented by 栗栖 at 2011-04-22 11:18 x
菊田さんこんにちは。

ビックリしました。先日猫談議をさせて頂きましたが、まさかシマにゃんが大変な状態になっていたとは・・・

なにしろ回復して本当に良かったです。

それにしても運命ですね。菊田さんとシマにゃんがその時その場所に居なければ繋がりをもてなかったかも。

お互いの心が引き寄せたのかもしれませんね。

辛さが伝わってきて涙してしまいました。

命の大切さは人間も動物もかわりはないので少しでも寿命の助けをして下さった菊田さんファミリーと過ごすことができて、表情や言葉には出ませんがきっとシマにゃんは幸せだと思います。

普通に生きていくことが一番幸せですね。
Commented at 2011-04-22 13:50 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 菊田 at 2011-04-23 05:07 x
スーサンさん、こんにちは。
そうなんですか、、人間の5〜6倍の能力があるのでしたら、あの素早い動きも納得できますね。

耳が塞がって、頭に膿みが溜まっていた頃は、何を見せても、まったく反応が無くて、もうこのまま回復しないのではと悲しくなりましたが、少しずつ光や音に反応するようになった時は、本当に嬉しかったです。

ほんとうに、ネコが喜んだり怒ったり寂しがったり遊んだりしているのを見ていると、人間と変わらない感情を持っているのだなと、あらためて思いますね。
Commented by 菊田 at 2011-04-23 05:22 x
栗栖さん、こんにちは。
そうですね、あと一日遅かったら、たぶん、本当に手遅れになっていたと思いますが、ほんとうに凄いのは、我が家のネコおばさん(失礼)で、危機的状況を発見するやいなや、ネコハウスごと抱えて車の助手席に乗り込み、私に運転をさせて、獣医さんに直行したところです。

以前、猫ネタで紹介したニャンザエモン君の時をはじめ、危機的な状況にある猫をいち早く察知する能力は、まるで猫のようです。

シマにゃん、、幸せに思ってくれていると良いのですが、、、。

そうですね、今回、生死の境目から回復したシマにゃんを見ていると、まるで、何事もなかったかのように食べて、寝て、遊んでいますが、こうして、普通に生きていられるということが、なによりも幸せなことだということを、私たちもあらためて教えられた気がします。
Commented by 菊田 at 2011-04-23 05:54 x
非公開コメントさん、こんにちは。
そうですね、私も今回、シマにゃんのことや、震災のこと、そして、自分の仕事のことなどを思うにつれ、幸せということについて、いろいろ考えてしまいました。

昨年発売されたモーストリー・クラシックの取材の中で、「私が目指すものは、人を幸せにするバイオリン」というようなことを話ましたが、それがどういうことなのか、自分自身でもまだよく分かっていないような気がしてきました。

でも、震災の時の記事に書きましたが、被災してライフラインが全て断たれた中で、私のバイオリンを弾いたことで気持ちが落ちついたというメッセージをいただいた時に、製作者として、やはりこんなに嬉しい事はなかったですし、このことを胸にとどめてさえいれば、これからも、バイオリン製作者として生きていけるとも思いました。

バイオリンを通じて幸せをもらっているのは、実は私自身ですし、シマにゃんが生還したことで、もっとも幸せなのは私たちだということをあらためて感じながら、これからも生きていけたらと思っています。
Commented by スーサン at 2011-04-23 18:10 x
何時も多くのコメントがあるので、小生如きが書き込みして手間をおかけて製作の迷惑となってはいけないと気にしています。キャットイアーは猫は人間の5~6倍の速さで加齢するという意味でした。説明不足で申し訳ないです。
Commented at 2011-04-24 00:22 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by momo at 2011-04-24 00:42 x
大切なご家族が一人(一匹?)増えて、ご家族の中でますます喜びが多くなりますようお祈りしています。
シマにゃんがこんな過去を持っていたなんて…先日のすました美人さん(でも少し寂しそう…)のお写真からは想像できませんでした。お写真の途中から目の輝きが増して、力強くなってきたのがよくわかります!強い生命力を持っているシマにゃん、早く辛い過去を忘れて落ち着いた日々を送って欲しいと願っています。
Commented by 菊田 at 2011-04-24 07:18 x
スーサンさん、こんにちは。
いえいえ、こちらこそ早合点ですみませんです。
そうですか、5倍もの早さで年を重ねていくというのは、あらためて聞くと、いろいろ考えてしまいますね。
一日の長さは同じですから、ネコにとっての一日は、人間の5日分の密度を過ごしているということですね。
その割には、のんびりと寝ている時間が多いのが、不思議と言えば不思議ですが、、、。
シマにゃんは7歳なので、もう、人間で言うとアラフォーの年代ということですね。
40歳というと、私が会社を辞めてクレモナに来た年齢ですので、シマにゃんがちょうどその年代に転機を迎えたというのも、なんだか不思議な縁を感じます。
まだまだ元気に、人生ならぬ、ニャン生を末永く全うして欲しいと思っています。
コメントをいただけて、とても嬉しいです。
これからもお気軽にお越しいただければ幸いです。
Commented by 菊田 at 2011-04-24 07:27 x
非公開コメントさん、こんにちは。
温かいお言葉をいつもありがとうございます。

製作したバイオリンには、製作者の人間そのものが出てしまいますし、さらに、その時々の体調や精神状態なども正直に反映されますので、初めてご覧いただくときには本当に緊張します。

でも、機会がありましたら、ご覧いただければ嬉しいです。
実は、5月に帰国しまして、とある展示会に参加する予定です。
詳しくは、来週、ブログにてお知らせいたしますので、もしお時間がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
Commented by 菊田 at 2011-04-24 07:44 x
momoさん、こんにちは。
はい、家族が1ニャン増えて、楽しい日々を過ごしておりますが、遊び方が足りなかったり、気合いが入っていないと、すぐにグレて、テーブルの下に潜ってしまうので、なかなか大変です。。

シマにゃんは、すでに辛い過去を忘れているようにも感じます、、というか、、意識不明の状態から突然気が付いたら、全く知らない場所に居て、同居人は時々痛い場所に連れて行くし、時々苦いクスリを無理矢理飲ませるし、まったくひどいところに連れてこられたと思っているに違いありません。。。

あの、意識が無くてさまよい歩いていた時のビデオを見せてやりたいくらいです、、、。

でも、ときどきグレながらも、少しずつ距離が近づいているのも感じますし、きっと、近い将来、100%安心して、大の字で寝てくれるようになると信じています。
その時には、写真でご紹介しますね。。
Commented at 2011-04-25 10:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by 菊田 at 2011-04-29 06:52 x
非公開コメントのSさん、こんにちは。
なるほど、年齢というのは、ネコ自身は意識しているのかどうか、よく分かりませんが、人間にとっては、やはりいつも意識せざるをえないものですよね。

私自身は、35才でバイオリン製作を始めたときも、40才でクレモナに留学したときも、いつも、「遅すぎる」と言われ続けていましたが、当時の私は、まさしくネコのように、目の前の猫じゃらしだけに意識を集中していたような気がしますので、周りの意見はあまり気になりませんでした。

大切なのは、ものごとを始める年齢や環境ではなくて、どれだけ集中して密度の濃い時間を過ごすかということなのかもしれませんね。

もちろん、私の場合、うまく猫じゃらしを操作してくれたパートナーに恵まれたということが、なによりも幸運だったと思っています。

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