ミッテンバルトに行ってきました。(かなりの長文です、、)

コンクールも無事に?終わりまして、楽器を引き取るためにミッテンバルトに行ってきました。
コンクールの会場は、山がきれいに見える絶好の場所でした。
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まずは、3人で記念撮影です。
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展示は、ガラスケースの中にしっかりと楽器が納められていて、安全ではありますが、トリエンナーレのように手にとって楽器を見ることができず、また、ガラスに光が反射して、あまり良く見えない状況でした。
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チェロも、たくさん展示されていました。
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弓の製作コンクールも同時に行われました。
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こちらが、1位無しの最上位を獲得したバイオリンです。
私や、クレモナの仲間が目指すスタイルとは違う方向性の楽器でしたが、精密に作られた、良い楽器でした。
音が聴けなかったのが、残念です。
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こちらが、私の楽器です。(無事で良かった、、、)
提出から一ヶ月間、、どんな気持ちで過ごしたのでしょうか、、、、物言わぬ彼。。
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とりあえず、、記念撮影です。
400キロの道のりを運転した直後なので、、疲れてますね。
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こちらは、4位になった高橋明さんの楽器です。
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そして、9位に入った、百瀬さんの楽器はこちら。
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あれ、、こんなところで材料を選んでいる人たちが、、、。
はい、会場内に、臨時で木材販売所ができていまして、、気持ちはすでにそちらのほうに、、。
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展示会も終わり、楽器も無事に受け取れたので、少し町を見学です。
ショーウィンドウには、チロル地方の民族衣装?などが売られていました。
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こちらは、巨匠、ヨーゼフ・カントゥーシャさんのご自宅兼工房です。
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看板もオシャレですね。
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壁には、禁断の果実ならぬ、禁断のバイオリンを手にしてしまう瞬間のアダムとイブが、、、、。
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このオシャレな看板は、楽器博物館です。
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良き時代の、工房が再現されていて、雰囲気がありますね。
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普段、名前を聞くことの少ない製作家の作品を見られるのは、貴重な体験です。
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当時の道具などもそのまま展示されていて、勉強になります。
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これは、ヤコブ・シュタイナーのバイオリンです。
この楽器を見るだけでも、ミッテンバルトに来た価値があると思える、繊細で美しい楽器でした。
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ウズマキも、きれいです。
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そして、こちらは、ミッテンバルトのバイオリン製作の歴史を作った偉大な製作家、マティアス・クロッツのバイオリンです。
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ウズマキも、迫力があってすばらしいです。
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ほかには、こんな、ラブリーな楽器や、、、
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悲しげな表情のウズマキの楽器も展示されていました、、
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さて、、天気も良いので、、ロープウェイに乗ることにしました。
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明君は、高いところは苦手なようです。。(私もですが)
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10分後、いよいよ到着です。
ミッテンバルトの街並みが、小さく見えます。
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ほぼ山頂、、岩山に囲まれて、最高の景色です。
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明君は、これ以上先には行けないようです。。
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私も、ここまでが限界です。。
ミッテンバルトという地名(森の中?)という意味がよく分かる景色でした。
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見上げると、まだ山頂には距離がありますが、これ以上は、登山の装備でないと危険なようです。
中央に見える黒い人影は、仲間の百瀬君です。チャレンジャーです。
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思えば、昨年のトリエンナーレの時も、自転車で山に登りましたし、、コンクール参加と山登りには何か縁があるのかもしれません。
確かに、こうして大自然に身を置いていると、点数や順位で一喜一憂している自分たちが、とても小さな存在ということにあらためて気がつく瞬間ではありますね。
と同時に、、こんな急斜面にロープウエイを作ってしまう、人間のすごさも実感したひと時ではありました。
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下界におりると、また煩悩がよみがえります。
さっそく、材料屋さんへ、、、。
気持ちは、すでに次のバイオリンへと向かっている3人でした。
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少しだけ、今回の参加バイオリンの画像をご紹介します。
詳しくは、またあらためて、、動画とご一緒に紹介する予定です。
長文にお付き合いいただき、まことにありがとうございました。。
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by violino45 | 2010-06-20 15:38 | 日記 | Comments(16)
Commented by いとうめぐみ at 2010-06-20 20:33 x
お疲れさまでした!素敵な写真満載ですね。ミッテンバルド、行けたらきっと興味深いしいいね~と言ってはいたのですが、やはり北ドイツからは遠い。。。余談ですが、去年お邪魔した時にソファに寝転んでいた娘がとうとうvn.を始めました 笑。ガルダ湖に今年はバイオリン持参です。またブログアップ楽しみにしてますね。
Commented by kyoko at 2010-06-20 22:25 x
梅雨真っ只中の九州から、お久しぶりです。
私はヴァイオリンのことはまったく分からない素人も素人なのですが、今回のコンクールに出品された初々しい美しさを感じるヴァイオリンに続き、時代を越え穏やかな表情をしたヴァイオリンの写真を見たときは、思わず微笑んでいました。ヴァイオリンたち、生きてるんだ!って。
それにしても辺り一面雪景色の山で、皆さん軽装で驚きました。お元気!
Commented by たか at 2010-06-21 10:29 x
菊田さん、こんにちは。
たくさんのヴァイオリン、見ているだけでワクワクします♪
「クレモナスタイルと違う方向性・・・」とありましたが、具体的にはどのような違いなのか気になります。よろしかったら教えてください。
動画も楽しみにしています!
Commented by はた at 2010-06-21 10:50 x
お久しぶりです!
そしてお疲れ様!
点数や順位で一喜一憂出来るのもまた楽しいことだと思います。そんな事を通じて色々な出会いがありますね。
ところで僕もたかさんと同じく、スタイルの違いに興味があります。外観からも解るものでしょうか?また色々と教えてください。
Commented by 菊田 at 2010-06-21 16:09 x
いとうめぐみさん、こんにちは。
ミッテンバルトは、山に囲まれた、きれいな街でしたよ~。。
ぜひ、一度行ってみてくださいね。

そうですか~、、! お嬢さんがついにバイオリンを! すばらしい。
次にお会いする時は、ぜひ聴かせてくださいね。
ガルダ湖に来られたら、ぜひまたご一報くださいませ。
ちなみに、、ガルダ湖からでしたら、2時間くらいでミッテンバルトに着くかも、ですョ。
Commented by 菊田 at 2010-06-21 16:16 x
Kyokoさん、こんにちは。
コメントをありがとうございます。。

そうですね~、コンクール会場に並んでいた、水(ニス)もしたたるような新しいバイオリンたちが、300年後にもどこかで現役で生き続けている様子を想像すると、それだけでも楽しくなりますよね。

この日のミッテンバルトは、ほんとうに最高の気候でした。
私も、最初は冬用のダウンを着ていたのですが、暑くて脱いでしまったくらいです。

元気そうに見えますが、、、当然、柵も手すりも何もない断崖絶壁ですので、、かなり怖くてビビっている映像ではありました、、。
Commented by 菊田 at 2010-06-21 16:29 x
たかさん、こんにちは。
そうですね~、こうして、100台以上のバイオリンが並んでいるのを見ていると、お国柄や、それぞれの流派、いろいろなスタイルの楽器があることをあらためて実感します。

楽器のスタイルを文章で説明するのは難しいのですが、私が目指しているスタイルは、全体に柔らかさを感じさせる楽器です。
もちろん、芯が通ったシャープな骨格を作った上での柔らかさということなのですが。

今回最高位を獲得した楽器は、そのシャープな骨格をそのまま活かして、先鋭な仕上がりとなっている印象でした。

もちろん、どちらが良い悪いという優劣の問題ではないのですが、ある程度の好みは分かれるところかもしれませんです。

でも、この最高位の楽器からは、もちろんたくさん学ぶべきものがありましたし、そうでなければ、コンクールの会場まで行った意味が無いというものですよね。
音が聴けなかったのが、本当に残念でしたけれど。。
Commented by 菊田 at 2010-06-21 16:45 x
はたさん、こんにちは。。
そうですね~、、感情を持った人間なのですから、いろいろ一喜一憂するのも楽しいことではありますよね。
大切なのは、一喜一憂した後に、本来の道(良い楽器を作ること)に戻ってこられるかどうかという気がしています。。

スタイルの話は、たかさんへのお返事で書かせていただきましたが、味噌汁やうどんの味付けのようなもので、あるスタイルに傾倒してしまうと、なかなか他の流派を受け入れるのは難しいものですが、お互いに影響し合って、結果的に高めあうことができれば一番良いのだと思っています。(私は、赤味噌派です)

いずれにしても、私の目指すところは、シャープなラインを持ちながら、でも、角が取れた、柔らかい仕上げというところなのですが、最高位の楽器は、少しシャープ過ぎて、堅い印象を私は感じました。(でも、良い楽器であることには変わりないのですが)

これは、もちろん、イタリアのスタイル、ドイツのスタイルという観点とは別の話です。。
この話をし始めると、、、文字数がとても足りませんね、、、。
Commented by かーと(かとう) at 2010-06-21 21:58 x
菊田さん、こんばんは。
ミッテンバルト、大自然に囲まれた、素晴らしい場所ですね。
山頂での写真で、空の青が濃いなあ、と驚いてしまいました!
空気も美味しかったでしょうね~

展示会では、色々と収穫もあったようで、何よりでした。
スタイルの違い。。菊田さんの説明を読んで見比べてみると、確かに表情が違いますね。
どれも心のこもった作品なのでしょうから、みんな魅力的なのでしょうね~


Commented by たにつち at 2010-06-21 21:58 x
素晴らしい条件の下、山に登られましたね、岩の稜線が美しい!もうひといきで山頂だったのに、惜しかったですね(そこ?)
カントーシャ氏のきれいな邸宅と、シュタイナーや、クロッツの貴重な楽器などをみせていただいてありがとうございます。
それにしても、今回の出品作品は、また美しいですね。
素人目ですが、C字にわずかに変化が。。そして、とくにF字はとてもエレガントに・・かなり工夫をされたんでしょうか?
まずは無事なご帰還と、コンクールお疲れ様でした。
Commented by 菊田 at 2010-06-22 06:06 x
かーとさん^^、こんにちは。
ほんとうに、この日はきれいに晴れていて、吸い込まれそうな青空でした。
大気の向こう側に宇宙が広がっていることを自然に思いださせてくれるような空でしたよ。
もちろん、空気もおいしかったです。

拙い写真でも表情の違いを感じていただけたのでしたら良かったです。
実物を見比べると、ニスの感じとかの違いが大きくて、さらに面白いです。
どんな人が作った楽器なのか、、想像するのも楽しいですよね。
残念ながら、ご本人には会えませんでしたが。。


Commented by 菊田 at 2010-06-22 06:16 x
たにつちさん、こんにちは。
山は、たにつちさんのご専門ですよね。
私たちは、その日に思いついて登ったので、街歩きのスタイルなのですが、山頂まで行こうとしている人たちはやはり本格的な登山の装備をしていて、そのギャップが面白かったです。

Cの部分、、、さすがスルドイですね、、、。
型そのものは変えていないのですが、最近、微妙に修正を加えている部分なのです。
エフも、昨年からのアマティの影響が強く出ている感じです。
でも、少し行き過ぎた感もあるので、次のストラドモデルは、少しまた戻る方向になるかもしれませんです。
Commented by 葉月 at 2010-06-27 01:09 x
おひさしぶりです
バイオリンお迎え紀行、ありがとうございました。
なにもかもがすばらしい♪
博物館も素敵ですね~行ってみたい!

菊田さんのバイオリン君は飄々としておられますね。^^;
全然動揺してないデス、。(というように私にはみえますです。)
さて次の楽器が楽しみです。皆さん気持ちは次へ切りかわっているのですね。

Commented by 菊田 at 2010-06-27 14:14 x
葉月さん、こんにちは。
こちらこそ、お久しぶりです^^。
コメントをありがとうございました。

ミッテンバルト、自然と街並みが美しく調和して、しかも、バイオリンの聖地という、やはり一度は訪れたい場所ではありますよね。。

クレモナは、山どころか丘ひとつない平原の中にありますので、こういう景色には憧れてしまいます。

私のバイオリン、、ほんとに、コンクールとはあまり関係ないところで、ミッテンバルトの空気を楽しんでいるように見えますね。

彼も、生まれ故郷のドロミテ渓谷を思い出したのかもしれませんね。
ではでは~。
Commented by どんぐり at 2010-06-28 23:44 x
初めまして。
検索サイトからお邪魔させてもらったのですが、
素敵な写真の数々、思わずコメントを残したくなりました。

私はヴァイオリンを弾く側の方なのですが、楽器は見ているだけで、
本当にワクワクしますね。

以前、ミッテンヴァルトを訪ねた時は、楽器博物館が改装中で
一部分しか展示されていなかった事もあり、写真を拝見させて頂いて、
また行きたいなと思いました。

新参者ではありますが、これからの製作記と日記、楽しみにしています。
Commented by 菊田 at 2010-06-29 00:29 x
どんぐりさん、こんにちは、はじめまして。。
コメントをありがとうございました。

そうですね、バイオリンは弾いても楽しいですし(とても難しいですが、、)、眺めていても楽しくなる、不思議な存在ですね。
もちろん、私にとっては、製作している時がもっとも楽しいのですが、、、。
(時々、苦しいですけど。。)

ミッテンバルトの博物館、改装されて見やすくなっていました。
いろいろな引き出しを開けて当時の道具などを見ることができるように工夫されていました。
ぜひ機会がありましたら、お立ち寄りください。(クレモナにも、ぜひ)

では、、今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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